2016年8月17日水曜日

プレゼント/怒涛のビジネススキル編その14



プレゼント
~プレゼントは探す時間と一緒にあげるものだ!~


人に物をあげるのは難しい。会食時の手土産でも、お客様に本当に喜んでいただく為には相当考える必要がある。

ある時、お客様とのゴルフ会があって手土産をどうしようかと悩んだ。なかなか決まらず結局果物にしようと考えた。手土産の基本は悩んだら果物なのである。千疋屋で買おうかとも思ったが、茨城のゴルフ場だったので現地で梨を買おうとゴルフ場に電話してみた。手土産に適した梨は置いていますか、と尋ねたら、梨は置いているが見栄えがあまり良くないので止めといた方がいい、と言われちょっと面食らった。誠実と言えば誠実だが、このような対応はまずない。仕方なく、悩みながら更にお客様の情報を取ったら小さいお子様がいらっしゃることが分かり、最終的にフレーバーのシフォンケーキにした。

ゴルフが終わり玄関でお見送りしようと待っていると、お客様の車が来て中からお客様の奥様と息子さんが現れた。お聞きしていなかったので驚いたが、もっと驚いたことがある。お二人はお客様がゴルフをしている間、梨狩りをして待っていたと言うではないか。心からぞっとした。梨狩りをした人に梨のお土産はないよね。ゴルフ場に電話した時、大丈夫ですよ、と言われたら100%梨にしていたのである。お客様をお送りした後に、深々と売店方向に向かってお辞儀をした。本当に助かったと、心から感謝したのである。

誰かに物をあげる、というのはこのように本当に難しい。しかし、日常的に使うものをもらうと、使う度にくださった方を思い出すものである。筆記具や名刺入れ、携帯用ネクタイケースや携帯用靴べらなどは転勤の際にいただいて大変重宝しているが、やはり思い出と一緒に使っている。
だから何か人にものを差し上げる場合は、もっともっとしっかりリサーチして喜んでいただけるものを探すべきなのだと思う。「プレゼントは、探す時間と一緒にあげるもの」という言葉があるが、まさにその通りだと感じる。

犬好きのお客様がいて、犬にちなんだお菓子がないか探したことがある。ネットでさんざん探し回り、栃木の「もめん弥」というお菓子屋さんを見つけ、そこで製造している「ぼくポチ」という饅頭がとても愛らしく素敵だったので注文した。これは本当に自信作だったので、会食を楽しみに会場に行った。会食の終盤に犬の話題を振ってみて愕然とした。愛犬はしばらく前に亡くなり、奥様がペットロス症候群で大変なことになっている、というではないか。お詫びしながら止む無くお渡ししたが、リサーチ不足だったと大いに反省した。

数年前に会社で手土産選手権というのを開催してみた。4つの営業部を担当していたので、それぞれに推薦するお菓子を2種類持ち寄り、私も買い求めて審査会を行った。そして都合10種類のお菓子に順位を付けた。結局優勝したのは「日本橋錦豊琳のかりんとう」であった。これはコーヒー、黒こしょう、胡麻など様々な味の創作かりんとうで、私の会社が日本橋にあったという地の利もあり高得点だった。

その後この商品をしばらく手土産に使わせてもらったが、商品そのものと同様に好評だったのは、「手土産選手権優勝の商品」というストーリーであった。お渡しする前にご説明すると、お客様に喜んでいただくために努力している、ということを感じていただけたのである。

やはりプレゼントは、探す時間と一緒にあげるものなのかな。

※怒涛のビジネススキル編は以上となります。19日(金)からは「動乱のエピソード編」が連載開始となります。どうぞお楽しみに!


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