2016年9月16日金曜日

勘違い/動乱のエピソード編その13



勘違い
~勘違いの恐ろしさを痛感!~

勘違いというのは恐ろしい。ゾーンに入り込み、まったく信じて疑わない状態になってしまうからである。

大学に入り福島から上京した時に驚いたのは月極駐車場である。福島にも勿論あったのだろうがあまり意識していなかった。東京にはやたらに駐車場が多く、それも大半が月極駐車場と書いてあった。浅学の私には「つきぎめ」とは読めず、「げつごく」と読んでしまっていた。しかも「げつごく」は人の名前で駐車場のオーナーだと勝手に解釈していた。六本木だろうが渋谷だろうがどこに行っても「月極駐車場」はある。なので、東京にはどえらい金持ちがいるもんだと驚いていたのだ。しかもその月極(げつごく)さんは、着物を着て杖をついて髭を生やした陰険な老人であるに違いない、と妄想を膨らませていたのである。
大学の友人に、「ねぇ、月極(げつごく)さんて東京では相当有名な人なんでしょ。どんな人なの?」と真顔で訊いてとことん呆れられた。しばらくの間わたしの仇名は「げつごくくん」であった(=_=)

大阪で副部長をやっていた頃、何だか考え事をすることが多かったのか勘違いミスを多発させていた。ある時、仕事終わりに会社を出て西梅田の駅から地下鉄に乗って梅田に出ようとした。梅田駅で改札を通ろうとしたらチャイムが鳴って止められた。ちょっとムッとした。定期は期限も残っていて止められる理由がないのだ"(-""-)"
駅員の人がいたので、「どうしたんですかね、この定期なんですけど」と定期を見せながら少し強い調子で訊いた。
駅員の人は私の定期を見て怪訝そうな顔で「お客さん、どっから乗ったんですか?」と言った。
何だか態度悪いヤツだなぁ、と更にムカついて、「西梅田ですよ!」と言ったら、駅員の人は私の顔をじっと見て「お客さん、ここは西梅田です」。
な、なにぃぃぃ?!そこで、ようやく状況を理解したのだが、私は何と西梅田の改札を入ってホームを延々と反対側まで歩いて、そのまま改札を出ようとして止められたのである。私はえへへえへへと曖昧に愛想笑いしながら後ずさりしてホームへ戻って行ったのだった(;'∀')

同じ頃にもう一発やらかした。会社は肥後橋の自社ビルであったが、テナントの企業も入っていた。私は営業部に所属していたのだが業務部に用事があり、エレベーターで上がってドアを開けた。するとレイアウトが変わっていたのである。あれぇ、いつ変えたんだろう、と思いながら歩を進めた。更に女性の社員が制服を着ていたので驚いた。私の会社は制服は随分前に廃止されていたのである。
あれぇ、また制服に戻ったんだぁ、と思った。そもそも制服を見た瞬間に気付くべきである。と言うか、レイアウトを見た時点で分かるはずなのだ。急にレイアウトが変わるはずもなく、また突然制服に戻ることなんて有り得るはずがないのである。
ところが私は勘違いのゾーンに入っていたのだろう。そのままレイアウトが変わり、制服に戻ったと思われる業務部へずんずん進入して行ったのである。すると制服の女性に「いらっしゃいませ」と言われた。はっとした。見渡すと知り合いは一人もいない。勘違いゾーンの真っ只中にいた私でもさすがにしまった!と思った。エレベーターを降りて反対側のテナント企業に進入していたのであった。私はまたも曖昧に笑いながら後ずさりして退出したのであった。何と恐ろしい話か(*_*;

たわいのない勘違いが一生ものとなることもある。高校時代の友人のT君は中華料理屋に同行した際、餃子の貼り紙を指差し、「おじさん、さめこって何ですか?」と訊いてしまって以来、仇名は未だに「さめこ」である(^^;)

しかし勘違いが思い出になるうちは全然まだいいのだ。勘違いで決定的なミスを犯さないよう、お互い十分注意したいものである。


連続サラリーマン小説「地球最期の日」はこちら

http://syousetsuyomuyomu.blogspot.jp/
小説主題歌「地球最期の日」はこちら
https://youtu.be/KieyOm3X22s

サラリーマンソング配信サイト「サラリーマン総合研究所」はこちらhttp://fcb.webcrow.jp/
今月のサラリーマンソング「いつまでも」はこちら→https://youtu.be/vSo2pZQrQoc


0 件のコメント:

コメントを投稿