2016年9月8日木曜日

今月の一冊(文庫)「侠飯(おとこめし)」/書評その2


~異色のグルメ小説!今ならドラマと両方で楽しめる!~

 ドラマ化されて最近よく宣伝などを目にする機会があったので購入してみました。


 就職活動に悩む良太が、たまたま自宅の前でやくざ同士の銃撃戦に巻き込まれ、何の因果かやくざの組長柳刃竜一を自宅に匿う格好になってしまう。柳刃は変なやくざで、料理の知識がものすごく、また様々な食材のお取り寄せをしてはこだわりの料理を作る。良太のユニークな同級生たちも騒動に参入し、就職活動の展開と合わせ、素敵なドタバタ劇が展開される。ラストの予想外の展開と良太の成長が物語を飾る新しいタイプのグルメ小説・・・てな感じかしらね。簡単に言えば(^^;)
 しかしよくもまぁこんなトリッキーな設定を考えたものである。任侠とグルメで侠飯か。なるほど、タイトルもシンプルでスッキリしてて良い感じだな。

 まず、文章がイケている。読みやすく違和感がない。無駄がなく気負いもない。私の好きなタイプの文章である。
 また、登場人物が魅力的だ。人は良いがややダメな学生良太と、強くカッコよく博学で筋が通っている柳刃の組み合わせの妙が効いている。

 無理はある。柳刃が料理に詳し過ぎたり、取り寄せの食材があまりにもマニアックだったりするのは、最後までその理由が説明不足で、合理性に欠けていると言わざるを得ない(-_-)
 中間部分では料理中心で進行し、物語の展開にスピード感が無かったり、青春ものには欠かせないラブストーリーも中途半端だったりで、何だかなぁと思った(=_=)

 それでもこの話は読ませる。ぐいぐい料理ネタで引き込む。食いたいと思う。腹減ったと思う。また、あー、今度これやってみようか、とか、この食材買ってみようかと思ってしまう自分がいたりするのだ(^^;)
 その意味では私はすっかり作者に負けているのである。更に、ラストでドカーン!とやられる。どんでん返し的パンチを食らうのである\(-o-)/
 そして読後感が爽やかである。良太を応援したくなるのだ(^o^)
 最近何だか知らないけどさぁ、若手サラリーマンの苦労話とか、学生の就職の話とか、こんなのをよく読むなぁ(^^;
 サラリーマン終わると逆にスタートの所に魅かれるのかしらね(*´Д`)たまたまかなぁ。


 既に「侠飯2ホット&スパイシー編」「侠飯3怒涛の賄い編」と続編も出ているようだ。
 ドラマはテレ東で金曜0時12分~放映中。主演は生瀬勝久=柳刃。ビデオ予約して観てみたがなかなか面白い。特に料理のシーンが出色だなぁ。
 ドラマを観てから続編を読むと、また臨場感が沸いて良いんだよね。相乗効果ですな。
 本もドラマもおススメですぞ\(^o^)/


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