2016年10月11日火曜日

今月の一冊(コミックス)「こちら葛飾区亀有公園前派出所」/書評その3


 ~私のサラリーマン人生が蘇る唯一無二の作品!~

漫画を買うのは何年振りだろうか。多分20年くらいは買ってないような気がする。しかし「こち亀」が完結するなら、最終巻はもう絶対に買わざるを得ないのだ。

 子供の頃から学生時代までは漫画を読みまくっていた。少年マガジン、サンデー、ジャンプの時代だ。チャンピオンもあったなぁ。
 サンデーとマガジンは1959年の創刊だから私が4歳の時である。ジャンプが1968年、チャンピオンが1969年だそうだ。漫画と共に成長してきた少年時代なんだなぁ、きっと\(^o^)

 しかし確か社会人になってもジャンプとか読んでたような気がするぞ。会社に入ったのは1977年だ。ちょうどその翌年、1978年にスタートしたのが本書「こち亀」の連載なのだ。
 私の社会人生活とほぼ同時に始まり、そしてほぼ同時に完結ということか。何か深い縁を感じるのである(^-^)

 70年代後半から80年代のジャンプの人気連載は、「サーキットの狼」「包丁人味平」「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」など。
 でも確か「SLUM DUNK」読んでたよな。連載期間は1990年から96年だって。ということは、私が35歳から41歳までである。
 えー?!そうなんだ。41歳まで少年誌読んでたんだね。ちょっと意外だなぁ( ゚Д゚)
 「SLUM DUNK」の完結と共に私は少年誌を読まなくなったのだが、それでも「こち亀」だけは単行本を購入して長く読み続けていた。つまり、私が最後の最後まで読んでいた少年漫画がこの作品なのだった。
 私の世代の男が憧れるキャラクターを挙げると、若大将=加山雄三、寅さん=渥美清、そしてこの両さん=両津勘吉なのではないか。
 若大将はカッコよく女にモテる。しかし後の二人はモテるわけではない。しかし限りなく自由である。このステキな自由さが憧れる所以なのではないか。
 両さんは今の日本人の中では超有名人である。アニメは勿論、テレビドラマや映画、舞台などでも再三作品化されているので、知らない人を探す方が難しいだろう。

 警察官なのにハチャメチャだし、仕事はサボって遊んでばかりである。金欲が強く、ギャンブル好きだ。本能の赴くままに生きているのである。しかし玩具やメカなど趣味の分野では誰も敵わないほど博識で、手先がものすごく器用だ。人情味があり弱い者の味方である。動物や子供には特に優しい。

 友人には中川や麗子など金持ちが多い。上司の大原部長は人格者で良い人だ。バイクの名手本田など時折登場する特殊技能を持つ脇役も多彩である。
 両さんのワガママやハチャメチャな数々の所業にも拘わらず、皆いつも最後はフォローしてくれるのである。
 つまり両さんは理想の職場で自由に能力を如何なく発揮し働いているのだ。周囲は怒ったり呆れたりするが、誰も両さんを見放したりはしない。これが憧れる理由の一つなのかなぁ。

 最終巻を読んだ。久々のこち亀だった。両さんも中川も麗子も大原部長も変わらない。登場人物も多彩になり、内容もハイテクになったのは時代の流れか。しかし本質は変わらないのだ。

 40年前の第一話をネットで立ち読みしてみた。確かに読んだ記憶が鮮明に残っていた。しかしすごいな。昨日の晩飯も覚えてないことがあるのに、40年前のこち亀は覚えてたぞ(^^;)
 劇画調でだいぶ今とは違うが、作者の若さと意気込みが感じられる作品だ。

 この40年で私は変わったのだろうか。それとも両さんと同じように何も変わっていないのか。
 そんなことを考え空を見上げた2016年の秋である。

 連載が完結しても両さんはずっとそこにいる。ずっと男の憧れのままなのだ\(^o^)/


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