2016年10月31日月曜日

髪型問題/咆哮のオピニオン編その8


<作画:みやかね・にわとり>

髪型問題
~スーパーハードムースは革命だ!~

 サラリーマンにとっては髪型をどうするかも一つの大きな問題である。特に営業マンは初対面のお客様にお会いすることも多いので、好印象を持っていただくためにも清潔感をきちんと意識する必要があるのだ。

 今では七三分け的にしている私も、学生時代はまったくテキトーであった。特に大学生の時は長髪が流行っていたこともあり、真ん中から分けて伸びるがままに肩まで伸ばしていた。
 フォーク系のシンガーのようにサラサラの髪が肩にかかる、というようなイメージで伸ばしていたが、実際の私の髪はひどい剛毛であったため、結局は後ろが長い旧ドイツ軍のヘルメットのようになってしまっていた((+_+))
 どのくらい剛毛かと言うと、抜けた髪をティッシュに刺したら突き抜けたことがあったので、針金を少し柔らかくしたような感じだったのではあるまいか。勿論だんだん細くなり今はそんなことはないのだが。

 この剛毛で困ったのが寝癖である。若い頃風呂から上がってすぐ寝ると翌朝が地獄であった。
 そもそも私はめんどくさがりである。ドライヤーで髪を乾かすことなどは皆無だ。自然乾燥オンリーであり、真冬にスポーツクラブのジャグジーに入った後もそのまま出て来る。別にそれが原因で風邪を引くこともない。なので、酔っ払って帰った時には風呂に入ってバスタオルで拭いてそのまま寝る。すると翌朝は凄まじい寝癖となっていることが多いのである。
 顔を洗おうと洗面所で鏡を見ると思わず、おおおおおおぉぉぉ!と声が出るくらいの絶望的な寝癖である(/ω\)
 爆発頭(ボンバーヘッド)と言っても過言ではない。映画に出て来るマッドサイエンティストみたいな感じだ。ドリフのコントで爆弾が破裂した後の頭とも言える。
 そんな冗談みたいな顔が起き抜けに出現するのだから、私がおおおおおおぉぉぉ!と声を上げるのもご理解いただけると思う。

 昔は整髪料と言えばヘアーリキッドであった。ポマードもあったが、オールバックのおやじしか使わなかった。だから私のボンバーヘッドには何の威力も発揮できなかったのである。
 そんな日は仕方がないので蒸しタオルを作り、じわじわ何とか改善してみるしかないのであった。しかしこれは時間がかかりとても面倒なのだ。
 若い頃の朝の時間はせわしない。起きるのがギリギリなのでそもそも時間がないのである。そんな時に蒸しタオルで頭をセットしていると目茶目茶焦るし、無駄な努力をしているようでとても空しい(=_=)
 そこでネットを被ることにした。女性の方がパーマの時などに被るようなネットである。この効果は絶大であった。ネットを被る時にちゃんと分け目を付けておけば、朝にセットしなくて良いくらい完璧に仕上がるのである。
 ただ難点があった。私は寝相が相当悪いようなのだ。昔は、寝た時と起きた時が反対向き、などということもよくあったので、多分夜中にぐるんぐるん廻っていたのではあるまいか。
 なので、ネットが吹っ飛んでいることがあったのだ。そうなると絶望的である((+_+))
 寝る前はよーし、このネットで明日は完璧!と期待してバタンと眠りに落ちるのだから、朝のボンバーヘッドは2倍ショックである。その頃は朝起きると必ずそーっと頭に手を延ばしネットがあるかどうかを確認していた。ネットがあると安心してもう少しうとうとし、ネットがないとパッと飛び起き洗面所に走るのであった。
 しかし、その悩みはある日完全に解消された。ハードムースの登場である。これは正に革命的な商品だった\(^o^)/

 私が使っているのはスーパーハードムースであるがこれは本当にすごい。まぁ、私の髪に昔ほどの勢いが無くなったせいもあるのだろうが、どんなに寝癖が付いていようともこれさえあれば一瞬で大人しくなるのである。
 街のヤンキーが「おぅおぅ、なんだこらぁ!おっさん、やんのかこらぁ!」と突っ張っていたのが、突然どーもすんませーん、と一瞬で土下座で謝るような感じである。画期的であり、劇的であり、私にとっては超絶ですらあるのだ。
 なので今はまったく不安なく眠りにつくことができる。メーカーの皆様の努力にはただただ感謝である。

 昔に比べ現在は髪形はバリエーションが増えた。昔は7:3かオールバックという時代が長く、その後真ん中分けが増え、今はソフトモヒカンなどが市民権を得るほど自由である。どんな髪型でも構いはしないが、その人に似合う髪形が好ましい。となれば、やはり床屋さんは重要である。私は同じ床屋さんに10年ほど通っているが、一度で良いから言ってみたいセリフがある。

 床屋さんでは調髪が終わりシャンプーの前に、後ろが見える大きな手鏡を使い必ず「いかがでしょうか?」と訊かれる。
 3回に1回くらいは、あーちょっと切り過ぎだなぁ、と思うものなのだ。しかし「もう少し長くして」とは言えない。言っても無駄だからだ。しかし言ってみたい。「いかがでしょうか?」と訊くくらいだから、もしかしたら私が知らないだけで短い髪を長くする方法があるのかも知れない。
 このことは友人などにも話したことがないので、「えー?!知らなかったの?床屋さんは長くすることも出来るんだよ!」などと呆れられる可能性も微かにあるのではないか。
 私は毎回毎回「もう少し長く」と言いたくて仕方がないまま、すごすごと料金を払いお店を出るのであった。


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