2016年10月4日火曜日

今月の一本(DVD)「超高速!参勤交代」/映画・DVDその5

~時代劇を観ない私がハートをわしづかみにされた作品!~

 時代劇は観ない。過去何を観たか記憶にないくらいである。子供の頃に大川橋蔵や中村錦之助すらそんなに観なかったのだから筋金入りである。
 テレビで水戸黄門とかは観たことあるけど。由美かおるが風呂入ってた頃の話だよな(^^;)

 さて、そんな私が何故このDVDを借りたのかには訳がある。現在続編の「超高速!参勤交代リターンズ」が劇場公開中で、なんだかめっちゃ評判が良いのである。そこで調べてみたら、旧作の本編も好評で57回(2014年度)ブルーリボン賞の作品賞を受賞しているそうなのだ( ゚Д゚)

 ならばとりあえずはこの前作を観てみるべきではないか、と思うに至りレンタルして来たのであった。

 主演は佐々木蔵之介。現在福島県いわき市の湯長谷藩の藩主内藤政醇(まさあつ)を演じている。

 脇を固める役者は西村雅彦、寺脇康文、上地雄輔、柄本時生、六角精児など多彩であり、かつ達者である。ヒロインの遊女役は深田恭子。
 超悪役に描かれた老中は陣内孝則、それを諫める老中首座を石橋蓮司が演じている。
 私は福島の出身なので、湯長谷藩メンバーの方言なども微笑ましく感じるなぁ(^^)

 石高1万5000石の貧乏藩湯長谷藩が参勤交代から国元に帰った途端、5日後に再度参勤交代せよ、とのご下命を受ける。悪老中が湯長谷藩に金山があるのに目をつけ、無理難題をふっかけ藩のとり潰しを画策したのであった。
 普通に行けば10日はかかる行程である。そこで一計を案じ少人数で山中を走り抜け、幕府役人のいる宿場のみ、現地調達の日雇いで隊列を組んで誤魔化す、という荒唐無稽な手法で窮地を切り抜けることを決断する。
 そこに一匹狼の抜け忍雲隠段蔵が現れ、自分が道中を案内するので雇ってくれと言う。段蔵の案内で超高速参勤交代は順調に進むが、悪老中は期日までに参勤交代出来ぬよう、配下の忍び衆を放ち徹底的に妨害する。
 果たして5日での参勤交代は出来るのか?!政醇と湯長谷藩の運命は如何に!!
みたいな話である。簡単に言えば(^^;)

 まったく無茶苦茶な話である。湯長谷藩も内藤政醇も実在しているが、史実とはまったく関係ないようだ。
 多分政醇は名君であったのであろう。湯長谷藩も貧乏藩であったのだと思う。それ以外はすべてフィクションなのではないか。

 ストーリーはかなり荒っぽい。雲隠段蔵の登場の仕方や、途中で偶然磐城平藩の大名行列との遭遇したり、ご都合主義的で合理性に欠ける場面も多い。
 クライマックスの殺陣のシーンも、状況としてはあり得ないものである。常に猿を帯同しているのも意味が分からない(;'∀')

 しかしである。しかしそれでもこの作品は大変魅力的だ。

 まず登場人物に良い人、立派な人が多い。真面目で一生懸命である。そして、日本の正統派時代劇のルールを踏まえ、完全なる勧善懲悪である。こんな感じになるんだろうなぁ、こうあって欲しいなぁと思う通りに進み、終わるのだが、その中に気の利いたサプライズをちょこちょこぶち込んで来るのである。

 私は無理してぐちゃぐちゃに不幸にするような映画や小説は嫌いだ。もうこの歳になって、何故そんな救いのないようなものを観たり読んだりする必要があるのか。
 そんなのは仕事だけで十分である。仕事はハッピーエンドでないことも多いのだ(-_-)

 ならばせめて趣味の世界では観終わった時、読み終わった時、爽やかな気持ちになるものをチョイスすべきであろう。
 よーし、明日も頑張ってみっかな、苦しくても頑張れば何とかなっかな、と思えることが大切なのだ。そこに照らせば、本作品は素晴らしい\(^o^)/
 だからリアリティを求める必要はないのである。主人公たちの苦境を頑張れ頑張れ!と応援する気持ちで素直に何も考えずに観るべき映画なのである。そして私はいつしかハートをわしづかみにされたのだ。
 悩めるサラリーマンにこそ鑑賞して欲しい作品である。

 しかし、この続編をわざわざ劇場に行って観るのはどうなのか。ちょっと悩むところではあるなぁ・・・(^^;)


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