2016年11月25日金曜日

サラリーマンの「筆まめ」は当たりやすい宝くじを買うようなもの!4コマ漫画付き!/破竹のビジネススキル編その2

<作画:みやかね・にわとり>

~筆まめは当たりやすい宝くじを買うようなものだ!~

 サラリーマンにとっては、直属の上司との円満な人間関係構築が不可欠であることは前に記した。自分の評価者との関係が良好でなければ様々な悪影響が及ぶ危険性があるのだ。直属の上司だけではなく、部長、役員などとの関係も重要である。人事に関しては、自分が知らないところで様々なやりとりがいつの間にか為されているものなのだ。
 勿論許せないヤツはいるし、男の沽券や人間の尊厳を賭けて戦わなくてはならないこともある。私も父親譲りの超短気な性格が災いし、上司ととんでもないバトルを繰り広げたことも度々であった。何とか生き残れたのは運が良かったとしか言いようがない。私がガブガブ咬みついても根に持たない、懐の深い上司に恵まれたということなのだろう<m(__)m>

 長年サラリーマンをやって来て思うのは、やはりコミュニケーションの重要性ということである。昔に比べれば飛躍的にコミュニケーションのツールが充実している現代においては、筆まめであることはそんなに難しいことではない。手紙やはがきに加え、携帯メール、ショートメールなども駆使すれば誰でも簡単に筆まめになれるのである。
 私は字が下手なので手紙が苦手であった。しかしパソコンが普及している現代においては手紙ですらハードルが下がっているのである。毛筆のカッコイイ書体で高級な和紙などに印刷すれば、お礼状などもそれなりにステキな体裁になるのである。
 しかし経験上、筆まめな人は実はそう多くはないと感じている。これはとても勿体無いことなのだ(=_=)

 管理職は役位が上がるにつれてどんどん孤独になる。課長は部下との接点が多いチームリーダーであり、管理職としては最も大変だが、やり甲斐も達成感もチームの一体感も感じられる仕事である。しかし、部長、役員と職位を重ねるとだんだん遠い存在になって来る。チームのメンバーではないのだ。何となくお客さん扱いになる。そんな時にまめにメールや、時折手紙などをくれる人は当然好印象になるものである。
 人間は相手が自分を嫌っていれば嫌いになるものだ。無視をされればムカつくし、そっちがその気ならこっちにだって、みたいになるものである。逆に好意を持たれていれば嬉しいし、何かあったら役に立ちたいと思うものだ。実に単純な話である。

 サラリーマンの人生の岐路の一つは昇格や人事異動である。
これらの決め手は成果や評価の積み重ねには違いないのだが、かと言って優秀で成果を挙げている人が全員順調に昇格するかと言えばそうでもない。最近の人事評価はシステマチックになり、資格や点数できちんと評価したり、多面評価のように部下や同僚からの評価を反映させる企業も増えて来た。しかし、昇格を決める場面などにおいてはどうしても権限を有している人の私見が入るものである。機械判定でなく人間が人間を評価する以上仕方のないことなのだ。
 このような時に筆まめが威力を発揮することがある。二人のうちどちらを選ぶか、とか3人のうち誰を落とすか、など本人の預かり知らぬ場面で緊迫していることがあったりする( ゚Д゚)
 まめなメールでのコミュニケーションや節目での手紙などは、知らぬ間に危機を救っていることがあるのだ。
 これは当たり易い宝くじを買うのに似ている。管理職クラスになると、上がるのと落ちるのでは生涯賃金に換算すれば宝くじ並みの差となることだってある。
 メールならただ、手紙でも100円かからない。いくら外れても何ともないのだ。だから効果を期待しないで、自分の習慣として筆まめになることは結構重要である。当たり外れの結果は出ないが、一通のメールでいつのまにか1,000万当たっていることもあり得る、という訳だ。
 日常ではべたべた付き合うわけでもなく、お世辞を言うわけでもなく、たいして時間を無駄にするわけでもなく、このようなコミュニケーションを取れるのは昔では考えられなかった。それにメールや手紙なら、口ではなかなか言えないようなベタな感謝の言葉も自然に書けるものである。

 かつて、毎日毎日大金を使って上司の酒に付き合って、ようやく信頼を得る時代もあったことを思えば何と恵まれていることか。
ややおっくうなメールや手紙も、これで1,000万円当たるかも、と思えば前向きに出来るのではないだろうか(^^;)


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