2017年1月13日金曜日

「ゴルフ」ゴルフで後ろに打つ人の真実を解明する!/錯乱のエピソード編その3


                   <作画:みやかね・にわとり>

~ゴルフで「後ろに打つ人」の真実を解明する!~

 私はゴルフ人生で、人が後ろに打つのを3回見た。
 ゴルフは当然前に向かって打つ。トラブルで、林の中などからわざと後方に打つテクニックもあるが、本編はそういうことを言っているのではない。本人が全力で前に打っているのに、ボールが逆に後方に飛んだケースを取り上げているのである。
 多いのか少ないのかは分からないが、なかなか後ろに打つのは難しいので、実は極めて多い方なのかも知れない。

 ティークラウンドでは2回ある。
 一人はMさんという先輩だった。強風のアゲンストが吹いていた。Mさんはそんなに上手ではなかった。しかし思いっきり振るのである。
  下手だからとビビッて当てに行く人もいるが、Mさんにとってはとんでもない話だ。ゴルフは飛ばすことが命だ、と明言するMさんは滅多にナイスショットは出ないものの、当たれば250Yを超すロングヒッターなのである。

 ドラコンホールであった。Mさんはトップが大きい。横峯さくらを更に捻ったようなドでかいトップから、ブゥワン!と振り回したMさんのボールはドてんぷらとなり、何とほぼ垂直に高く高く舞い上がったのである( ゚Д゚)
 うぉおえ?!奇声を発しMさんは空を見上げた。私もボールの行方を追った。青空に吸い込まれるように上がったボールは強風に押され、何と後方にグングン戻って行ったのである。
 おおおおお~!思わず後ずさるMさん。ボールはそのままどんどん流され、40yほど後ろのティーグラウンドの端っこにポトリと落ちた(=_=)
 ドラコンを狙ってマン振りしたMさんの口惜しさと恥ずかしさに歪んだ顔を忘れられない。

 二人目は後輩のS君。これはありがちのショットで、ドシャンクしてティーグラウンドの端にあった、でっかいゴルフボールの形をした灰皿を直撃し跳ね返ったのだ。しかし非常に危険なショットであった。
 さて、三人目であるがこれが奇跡的なショットだった。しかもフェアウェーからなのだ。
 打ったのはKさんという先輩だが、この人は本当に下手だった。しかし努力家なのだ。営業マンにはゴルフが必須、ということで、毎週練習場でレッスンに通っていたのである。しかしその甲斐もなく一向に上達しないのであった。しまいには、Kさんが行くと練習場のプロが居留守を使う、という噂が流れたくらいなのだ。
 だがそんなはずはない。レッスンプロは商売でやっているのだ。金を貰えるのに断るわけがないのだ。

 そのKさんと同じ組で廻っていた私は信じられない光景を目撃した。
 Kさんはフェアウェーから5番ウッドを構えた。私は5m斜め左後方から見ていた。
 ウッドはどうなのか、と思った。下手な人は長いクラブは捨ててコツコツとアイアンで行った方が良いのだ。Kさんは長い長いアドレスからブン!と5番ウッドを振り回した。すると、何とすごい勢いでねずみ花火のような地を這ったボールが、後方にいた私に向かって飛んで来たのである( ゚Д゚)
 私は驚き、咄嗟にジャンプしてそのボールを躱した。一体何が起きたのか?フェアウェーからどうしたらあんな風に後方に強いボールが打てるのか?
 Kさんは悪い悪いと言いながら走って来ると、今度は斜め右にどスライスを打ってまた走り去って行った。余裕がないのかあまり深く考えていないようであった。しかし、私はその後プレーを続けながらその原因について考え続けた。そして一つの結論に達したのである。

 Kさんはすごい勢いでクラブを振ったが、ヘッドは限りなく空振りに近い状態でボールの手前側を本当にギリギリの状態でかすめ、その結果ボールに強烈な右回転がかかったのだろう。その為ホールに向かって左後ろ後方にいた私にボールが向かって来たことが推測されるのである。
<キャプテン福田の推理>
 これは恐らく、世界のトッププロでもなかなか出来ないすごい技なのではなかろうか。ならば私は奇跡の目撃者とも言えるのである。
 そこで私はKさんに「いやー、すごかったですね。あれはなかなか出来るもんじゃないですよ」と心から感嘆して声をかけたのである。
 するとKさんは恥ずかしそうにこう言ったのだ。
「そんなことないよ、福田くん。練習場でよくあれが出るんだよね。一回プロの足にぶつけちゃってさぁ・・・。えへへ・・・」

 そうか。噂は本当だったんだ。それでプロが居留守使うんだ・・・。


※こちらのレッスン書は本当におススメです。読んだだけで球筋が変わるのはこの本だけかも。
  目から鱗の簡単さです( ゚Д゚)(福田)

いきなりまっすぐ飛ばせるようになる!
新井真一
サンマーク出版
売り上げランキング: 85,001
Amazon.co.jpで詳細を見る



今月のサラリーマンソング「ドリンキングマーチ」はこちら

サラリーマンの王道(4コマ漫画&エッセイ)過去記事リンク集はこちら

0 件のコメント:

コメントを投稿