2017年4月14日金曜日

「名前を覚えろ」悩めるサラリーマン必読のスキル!/サラリーマンの王道/混迷のアグリーメント編その20


<作画:みやかね にわとり>

~名前を覚えることの重要性を認識してみる!~

 昔、課長になり立てで関西にいた時に会議があった。本部の会議で役職者が全員集められたので、総勢200人を超える大きな会議だった。 
 私は緊張していた。そんなにデカい会議に出たことがなかったせいもあるが、当時の社長だったSさんが出席する重要な会議だったからである(*_*;

 社長なんて雲の上の存在だ。社内報とかで写真を見るくらいで、口を利いたことも一度もなかった。実物を間近に見るのも初めてだったのだ。

 会議が終わり懇親会が始まった。立食パーティーだったが、人数も多く非常にごった返していた。すると突然社長が秘書と一緒に私のいたテーブルにやって来た。
 私は緊張のあまりドギマギしてしまった。すると驚くべきことが起きた。社長が私にこう言ったのだ。
「福田君、今度課長に昇格したんだよね。君は頑張ってるらしいねぇ。君には期待してるから」

 えぇぇぇぇぇ~?!( ゚Д゚)

 社長が私の名前を憶えていることに驚愕した( ゚Д゚)
 一度も会ったことはないし、知ってくれているはずがないと思っていたのだ。

「あ、有り難うございます!頑張ります!」と叫ぶように言いながら、私は社長に頭を下げた。
 素直にとても嬉しかった。社長が私を知ってくれてたんだ、評価してくれてたんだ!と、小躍りせんばかりに喜んでいたのである。
 私は、よーし!頑張るぞぉ!と改めて心に誓ったのであった。

 しかし、と私は思った。なんで社長は私のことなんて知ってたんだろう・・・。

 ところが10年後くらいにこの疑問は解けた。
 当時秘書だった方と飲んだ時に、教えていただいたのだ。

 実はS社長は、初めて人と話す時は、直前に部下や周囲の人に相手の名前を確認し、わざと知っているかのように名前で呼びかけていた、と言うではないか。
 あー、そうなんだ。それでなのか。そうだよな、知ってるわけないもんな。あー、騙されてたんだ・・・(-_-;)
 しかし何故わざわざそんなことをしたんだろう。

 それは当時の私の気持ちを考えれば明らかである。私はものすごく喜んだのだ。そしてモチベーションがMAXに上がったのだった\(^o^)/
 更に他の人にも名前で呼びかけているのを見て、私は何とこの人は頭の良い人なんだろう、と大いに感心もしていたのである。
 つまり私は、一瞬でこの人を尊敬しファンになり、一生ついて行こうとまで本気で思っていたのだ。
名前を呼ばれたというだけのことで・・・。

 しかし、これは誰もが出来るわけではない。着想もさることながら、継続する意思がなければ出来ない。部下のやる気を上げるためにずっと続けていたのだから、本当にすごい人なのであった。
 そして勿論社内だけではなくお客様にも、ともかく名前で呼ぶ、名前を忘れない、ということを徹底していたそうである。

 まぁ確かに若い頃、お客様の偉い人に名前を呼ばれただけで、「あー、覚えててくれたんだぁ」と嬉しかったことあるもんな(^-^)

 いやはや、かくも「名前を覚える」ことの効果は大きいのである。



 しかし逆もある(-_-;)

 何度も会っているお客様に、名刺を出されて「どうも初めまして」などと言われようもんなら、ショックは大きいのである(/ω\)
(あー、俺って存在感ないのね)と激しく落ち込むのだ。
 だから営業マンたるもの、決してお客様に対しこのような失礼な対応があってはならないのである。

 このように「名前を覚える」というのは実に単純な話だが、結構奥深く、プラスもマイナスも大きい、ということに気づく。

 ならば、どうしたら相手の名前を覚えることが出来るのか。顔と名前を一致させるにはどうしたらいいのだろうか。

 私の経験上3回会った人は自動的に記憶される。しかし、2回目までなら結構苦しい。何もしなければ忘れてしまうことも充分あり得るのである(*_*;

 なのでまずは、意識し努力しなければ覚えられないことを自覚することが大事だ。努力しなければ忘れるのが当たり前、という危機感を持つ必要があるのだ。名前を忘れることで、どれほどダメージを受けるかを認識するのである。これが第一段階だ。

 次に、名前と顔を「イメージと一緒に覚える」ことが大事だそうである。

「眉の太い佐藤さん」
「鼻の大きい山田さん」
「オールバックの斎藤さん」
「怒ると怖そうな伊藤さん」
「いつもニコニコ優しそうな佐々木さん」
など何でもいいのだが、ともかくワンポイントのイメージで記憶しようと復習することが記憶につながるそうである。

 名刺をもらったら、「顔のワンポイントイメージを名前に結び付け記憶する」ようトライしてみていただきたい。
 名刺と言えば、昔すごく混乱したことがある(-_-;)

 初めてのお客様と面談し名刺を渡して頭を下げた。
 顔を上げたら相手も「よろしく」と言って名刺を差し出した。
 受け取ろうとして驚いた。「福田」が同姓なのだ。
 ん?よく見たら「博」も同名である。
「福田博」あれ?同姓同名?!
 混乱しつつ更によく見たら私の会社の名刺だ。
 え?!会社も一緒?
 んなわけないよな。これは私の名刺だ(=_=)
 受け取りながら、えぇ?!と声を出してしまい、相手もようやく気づいた。
 あわわわわ、と言いつつ、私に渡した名刺を奪い取り、自分の名刺を出し直した。
 そうなのだ。どうやら、私が出した名刺を名刺入れに入れて、間違えてそれをそのまま差し出したようなのである(-_-;)

 いやはや世の中にはいろんな人がいる。
 名前を覚えようと努力する人もいれば、私の名刺を間違えて私に差し出す人もいるのだ。

 しかし世界は広く、世間は狭い。
「名前」一つで、あなたの印象や評価が決まってしまうことだってあるかもしれない。
 決して軽んじてはいけないのである(=_=)


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