戦うサラリーマンバンドFCB「キャプテン福田の近況」/コラムその4

~謎のメールの正体を突き止めた!~

 しばらく前から友人などからポツポツ変なメールが来るようになった。
 タイトルはだいだい「よかったね」「おめでとう」「やったね!」などである。
 何だろう。全然分からない(=_=)
 本文はだいたいこんな感じだ。
「長年の努力が実って良かったね」
「いつかはやると思ってたよ」
「遂に来たね、フィーバーだね」
 そもそもフィーバーと言うこと自体かなりイケてないオヤジだと思うのだが(/ω\)しかし一体何を言っているのか。

 私は作詞・作曲を始めて50余年、バンドに曲を書きレコーディングをするようになってから35年、自分でバンドを結成してから30年となる。
 勿論現時点では全然売れてはいないが、過去に売れそうになったことはある。

 曲を提供していたバンドがヤマハのコンテストで怒涛の快進撃を続け、遂に全国大会でグランプリを獲得しメジャーデビューを果たしたり、FCBがNHKのコンテストで決勝に進みここで勝てばメジャーデビュー!と夢見たり、チャンスの尻尾は何度か掴んだ。
 しかしそれらの尻尾は、スポン!と抜けて尻餅をついたり、スルっと逃げられ前のめりにバタっと倒れたり、そんなことの繰り返しであった(*_*;

 今年は巨匠三木監督、天才女優マリリン原、稀代の悪役部長ボンド大木、追従笑いの鬼中島ぴあーの、2.5枚目キャラ変身クリリン小栗、葛西カメラマンなどのご支援により、ミュージックビデオを3本出した。しかも、どれもクオリティは高い。
それでも、メールをもらって褒められるほどには、なかなかYouTubeの視聴回数も上がらない。

 でも、こんな活動をしているアマチュアバンドはそうはないだろうと思う。来月はまたレコーディングだ。曲数は少ないが、これで10年くらい毎年ニューアルバムを出すことになる。これもまずないだろうなぁ。
 しかし何でここまでしんどい思いをしつつ活動しているのか。
 音楽が好きだ、というのがメンバー・スタッフ共通の想いだが、私はそれに加え、いつかは必ず売れると思っている。我々の音楽はみんなのハートに届くはず、と信じているのである。だからどんどん先へ進めるのだ。
 しかし私は年老いた。
 いつかは売れるかも知れないが、今後は寿命との戦いとなるだろう・・・(=_=)

 だからこんなメールが来るとものすごい違和感なのだ。
えぇ?!喧嘩売っとんかい、おらぁ!"(-""-)"みたいな気持ちになる。ムカついたまま返信せず放置していたところ、遂に真相が判明するメールが来たのである( ゚Д゚)

「視聴回数世界一おめでとう」

 あのね、それはピコ太郎だよ(-_-メ)
 そうか、ピコ太郎と間違えてメールくれたんだね・・・。

 イメージは似てないこともないが、全然違う。
 キャプテン福田はこうである。

ピコ太郎はこんな感じ。ちょっと小さくてごめん。。。


 髪の色も違うし、こっちはサングラス、あちらはメガネ、私は髭もないしさぁ・・・。
 全く違うのである。
 音楽的にもこっちはROCKであちらはテクノなのだ。
 それでもワケの分からないことを長くやっていることだけは共通しているか・・・(^^;)

 ピコ太郎さんはジャスティン・ビーバー氏のツイートをきっかけにブレイクしたと言うではないか。
 今回の一連の流れは、宝くじ的な確率の中で起きたことかも知れない。宝くじはまず当たらない。いくら買い続けても当たりはしない。それでも、いつか当たるかもなぁ、と思うから買うのだ。
 もし買うのを止めたら、夢を見ることも出来ない。夢を見る権利を買うのなら、それはとても意味のあることだと思う。

 12月となりFCBのバンドシーズン真っ盛りである。一年で一番忙しい季節が始まった。
 昨日は三木監督と来年のMVの打ち合わせを行った。来年も3本出す予定である。
 ともかく3月4日のライブまで突っ走ろう!夢を見続けよう!
 皆さん、ご期待ください!


今月のサラリーマンソング「ドリンキングマーチ」はこちら

https://youtu.be/QvGIUgBaVBk



サラリーマンの王道(4コマ漫画&エッセイ)過去記事リンク集はこちら









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