2016年8月30日火曜日

今月の手土産「ゆしま花月のかりんとう」/手土産その1

~オールマイティに使える東京下町土産!~


 手土産は難しい。接待の手土産を上司から決めるよう指示されたようなケースでは特に悩む。自分のセンスが問われているプレッシャーを感じるのである(+_+)

 勿論相手方が喜ぶものが良いのだが、なかなか事前に好みや嗜好が分かることは少ない。なので一般的にウケるものを探すこととなる。
 まず、普段どこでも買えるようなものではいけない。いくら美味しくてもコンビニで売っているお菓子を持参する人はまずいない。希少なものや、やや高価で普段は見かけてもプライベートでは買わないようなものなどが候補となる。
 また、売っている店が少ない品も良いだろう。スーパーや量販店などでは決して買えないものが望ましいし、百貨店にも売っていないものなら更に良い。
 また、日持ちも大事である。いくら美味しいからと言って、夫婦二人の家庭に6時間しか保たないホールケーキをあげても持て余すばかりだ。

 さて、そんな一般的な必要十分条件はあるにせよ、手土産を選ぶ時に最も大切なことは何だろう?
 それは「ストーリー」である。ストーリーがあれば同じものでも大きく光るし、ストーリーが無ければ何となく埋没してしまい輝かないのだ。

 ストーリーには幾つかのパターンがある。一つは「土地」である。出身地や居住地にちなんだ品物は、選んだ理由が理解いただけ強く印象付けが出来る。
 「私の田舎のお菓子なんですが、私も大好きなんで持参しました」とか言えば、相手方に自分の出身地を印象付けできる。「家の近くの行列店で」というパターンも居住地を知っていただけるし、更に誠実さも伝わる。

 二つ目は「希少」。店が一店舗だけで足を運ばなければ買えないとか、話題のお菓子でなかなか入手出来ないのがネットでニュースになったとか、そんなケースである。

 三つ目は「季節感」。果物は代表的な例だが、その季節にしか作らない果物や野菜を使ったお菓子なども評点が高い。

 四つ目は「権威」。コンクールなどでの受賞歴やランキングである。日本三大〇〇などというのもある。

 他にもあるのかも知れないが、これらに共通しているのは、相手方の為に一生懸命考え努力した、というのが理解していただける、ということである。来る途中に慌てて買って来た、というのではなく、喜んでいただく為に選びに選んだということが何となく伝わる事が大事である。

 宴席においては趣味や嗜好の話になることが多い。さりげなく当日持参した手土産のジャンルの話などを振っておいて、帰り際に「今日のお話に出ていた〇〇をご用意しました」などと一言添えて渡せたら完璧である。ストーリーに加え、このような謎解き的な小さなサプライズがあれば、お客様に更に好印象を与えることが出来るだろう。

 このような様々なセオリーを念頭に、今回手土産の第一回目としてチョイスしたのが、「ゆしま花月のかりんとう」である。

 この店は湯島にあるのだが多店舗展開をしていない。百貨店の催事に出店することはあるが、常設ではない。マスメディアでは、雑誌、グルメ本などで数多く紹介されており、アド街上野広小路12位などテレビでも再三放映されている。
 さらに、「東京かりんとう御三家」(ゆしま花月、銀座たちばな、浅草小桜)の一角を成しているのである。つまり、希少であり権威もあるのだ。
 そこで購入するために湯島に赴いた。

 店はこんな感じ。
 とてもこじんまりとして職人的である。ディスプレーも洗練されていて好ましい。当日は台風が襲来しておりお客さんもいなかったが(^_^;)たぶん休日は行列になることだろう。
 かりんとうの他お煎餅もラインナップされており何を購入すべきか迷う。

が、今回は定番の三品(かりんとう、さざれ、いわおと)セット箱入りを購入する。税込み1,836円である。
 この店は、単品、箱入り、缶入りなど、安価なものから5,000円程度の詰め合わせまでランナップが充実しており、使い勝手がとても良い。相手先に合わせてチョイス出来るのである。
 かりんとうのパッケージは夏バージョンで素敵ですね(^-^)

 「さざれ」はあられにかりんとうに使う飴を絡めた品。軽い食感で後を引く。上品な甘さで食べ始めると止まらない(^^;)

 「いわおと」は醤油味の固揚げ煎餅だが、天日干しにより水分を抜いており絶妙の食感(^-^)

 そしてメインの「かりんとう」であるが、まずこの濡れたような見た目の美しさが素晴らしい。「宝石のよう」とも評されているくらいなのだ(@_@)
もうちょっと寄ってみるか・・・。

 かりんとうは黒砂糖を使う商品が多いがこちらは上白糖を煮詰め飴状にしたものを絡めている。昔職人さんが砂糖を煮詰め過ぎて飴状になってしまい、たまたまかりんとうに絡めてみたのが現在の商品の始まりとか。
 見た目より軽い食感でサクっとしていて、他のかりんとうでは味わえない小さなサプライズを感じられる。甘さもちょうどいい。
 昔は界隈の芸者さんに人気だったとかで、そんな歴史も思いながら食べると更に赴きが感じられるのかも知れない。

 商品に共通しているのは、創業70年の歴史と真面目な丁寧さ、そして静かなプライドである。更にかりんとうの日持ちは2か月。
 どんな場面でも使える、東京を代表する素敵なお店ですね(^^)/

住所:文京区湯島3-39-6
経路:千代田線湯島、銀座線上野広小路、JR御徒町より3分~5分
営業時間:9:30~20:00(月~金)
      10:00~17:00(土日祝)
定休日:不定休
ネット通販:あり









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