~人生初のインド映画。ハートウォーミングな力作!~
インド映画である。初めて観るなぁ、インド映画(^^;)
インドと言えば本格的インド料理店も随分増えて来たなぁ。昔は全然無かったのにさ。経済や政治も含め、何だか世界中で存在感をぐぐぐっと発揮している逞しい国なのである。
この映画は宗教をテーマにしている。宇宙人から見た地球の宗教、みたいな課題に切れ込んでいる問題作とのことだったのでちょっと興味を持った。
「きっと、うまく行く」という作品が日本でも話題となったラージクマール・ヒラーニ監督の作品。主演はインドのスターであるアーミル・カーン。真面目な宇宙人PKを好演している。PKとは「酔っ払い」という意味だそうだ。
ヒロインのジャグーを演じるマニュシュカ・シャルマがとてもキュートです\(^o^)
ヒロインのジャグーを演じるマニュシュカ・シャルマがとてもキュートです\(^o^)
地球の調査に降り立った宇宙人が宇宙船を呼ぶリモコンを盗まれ、それを探す旅に出る。
一方ベルギーで失恋をしてデリーに戻りテレビ局で働くジャグーは、ある日地下鉄で黄色いヘルメットを被り、あらゆる宗教の装飾品を身に纏って神様を探すチラシを配る珍妙な男PKを見つけ興味を持つ。
PKは神様に頼めばリモコンを返してもらえると信じ込み、あらゆる宗教の神様に頼んで廻っていたのだ。最初は信用していなかったジャグーも、PKが宇宙人であることを信じるようになり、テレビ番組を使って何とかPKがリモコンを取り戻せるよう画策するのだが・・・。みたいな話。
何と分かりづらい説明か(^^;)
そーなのです。ちょっと一筋縄では行かないストーリーなのだ。
そもそも宇宙人👽を主人公にしているのはSF的な発想ではなく、何も予備知識や先入観のない第三者を作るため、というようなことではないかと思う。それが、地球に降り立ったばかりの宇宙人という設定なのだ。そんな視点から見ると、宗教ってホントに不合理で不自然で不思議だよね、と語り掛ける映画である。
インドは宗教の坩堝だ。バラモン教、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教、イスラム教、シーク教、キリスト教、ゾロアスター教などの教徒が犇めき共存しているのである。インドでこのような映画を撮るってすごいことなんじゃないのかな。
全体的には明るいコメディであり、ラブロマンスやミュージカル的な要素も散りばめている。色彩豊かな映像にダイナミックなダンスなどもあり、楽しませ飽きさせない。
しかしこの物語の神髄は、盲目的な宗教観への疑問やアンチテーゼなのだ。
なるほど、そう来るか、と思わずニヤニヤしてしまうシーンも多く、特に中盤からラストへの流れでは強く引き込まれる。
ぐぐっと胸が詰まる愛のエピソードや、おおお!と驚嘆するどんでん返しも効いている。純粋なラブストーリーとして観ても楽しめる。純真で真面目な宇宙人の恋心を描くなんて前代未聞かしらね(^-^)
宗教という禁断のテーマにズバッと斬り込みながらも、ここまでのハートウォーミングな感動を呼ぶのは相当な離れ業だと思う。
ぐぐっと胸が詰まる愛のエピソードや、おおお!と驚嘆するどんでん返しも効いている。純粋なラブストーリーとして観ても楽しめる。純真で真面目な宇宙人の恋心を描くなんて前代未聞かしらね(^-^)
宗教という禁断のテーマにズバッと斬り込みながらも、ここまでのハートウォーミングな感動を呼ぶのは相当な離れ業だと思う。
秋から冬へのこの季節に相応しい、考えさせられながらも心がすーっとするおススメの映画である。2時間40分があっという間です(^-^)
映画「PK」公式サイト→http://pk-movie.jp/
今月のサラリーマンソング「日本全国お前がやってみろ音頭」はこちら→
サラリーマン総合リンク!(サラリーマン総合研究所・戦うサラリーマンバンドF.C.B・連続サラリーマン小説「地球最期の日」・くわしね会麺部会)は記事下のリンクからご覧ください!
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