今月の東京新百景「日本橋」/新東京百景その3

~街は生きている!衝撃の変貌に驚愕(゚Д゚)ノ~

 思い出の街である。私の汗と涙が染みついた街だ。
 私は1977年に会社に入り、青森→渋谷→長野と転勤を重ね、1987年に東京日本橋の本店営業部に異動して来た。ビルは日本橋の袂に所在していた。

 大学は東京だったが所詮は福島の田舎者であり、地方勤務の方が性に合っていると思っていたので、本店への異動発令は気が重かったのを覚えている(=_=)
 本店営業部は優秀な社員が集められている。他社も同様であり同業者間の競争も熾烈である。そこで私は揉まれた。揉みくちゃ、と言っても過言でないくらいの揉まれようだった。
 ある意味達成感はあったが、反面苦しいことも多く辛かった。しかしその日本橋での3年8ヶ月は私のサラリーマン人生を大きく変えることとなった。様々な人との出会いがその後大きな力となったのであった。
 日本橋はそんな苦しかった時期の私を、静かに見守っていてくれた街である。

 しかし、当時の日本橋のランドマークは高島屋と三越だけであった。あとはただのオフィス街だ。東京駅や地下鉄からのアクセスが良く便利な立地だったが、街の魅力という点ではあまり感じられなかった。
 ところがである。今や日本橋は休日にカップルや家族連れが集う街に変貌したのである。何とすごいことか( ゚Д゚)
 テレビのニュースで、ゴールデンウィークで賑わう東京の街として紹介されてたりして驚愕した。

 さて地下鉄を降り地下道を行くと、隣接しているのがCOREDO日本橋ビルである。


 三井不動産と東急不動産により2004年に竣工している。日本橋の新たなランドマークだ。オフィススペースには証券会社などが入り、金融系を学ぶ早稲田大学大学院も入居するなどアカデミックな色彩も強い。
 しかし、このビルでは30店舗ほどのアパレルやセレクトショップ、レストランなどが人気を呼んでおり、休日はショッピングの人達で大賑わいなのである。

 日本橋へ向かう。重要文化財の表示。
 ここは道路元標なんだよね。始まりの場所。



橋を渡って行くと中間に麒麟の翼。素敵な姿にうっとりするなぁ。


 しかし、本当に変わったのは三越がある室町側。

 三越の向かい側の方だが、ここに3つのCOREDOがある。
左のビルがCOREDO室町。右がCOREDO室町3。間を進み奥の左がCOREDO室町2。
 これらのビルが日本橋を大きく変貌させたんじゃないかな、と私は思うのである。

 それぞれオフィス、テナントの商業施設を有しており、ショッピングや食事が楽しめる。2にはシネコンもあって映画も観れるのだ。



 更に実は、この写真の左のCOREDO室町と2の間にはショッピングモール的な新しい街が作られていて、そこがなかなか素敵なのだ。


 各地の名産品などを中心に、ちょっとぶらぶらするのに楽しくワクワクするようなお店がひしめき合っているのである。

 すぐそばには、かつて徳川家康も参拝したと言われる、歴史ある福徳神社もありお参りもできる。


 とても居心地の良い街で、ゆったりとした時を過ごせるのである。しかしやるなCOREDO。私の青春の街日本橋をここまで変貌させるとは。


 うーむ・・・。私は神社の前で腕組みをし唸った。街は生きているなぁ、すごいなぁとただただ深い感慨を覚えたのだった。



 それでも土産は昔ながらの「うさぎや」のどら焼きだ。




 変わりゆく街で、変わらないものを買うのも大きな楽しみなのだ(^o^)/

うさぎや中央通り店→https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13041161/(食べログ)

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