今月の一杯(ラーメン)「伊藤/銀座」/飲食店その1

~煮干し系を語るならまずこの店へ!~
 
 10年前、私は仕事の関係で福岡在住だった。東京に人事異動が発令された時、内心(イヤだなぁ・・・)と思った。その理由の一つが食べ物。福岡は安くて美味しいもんね(^-^)
 でも、東京に戻って来てみると一つだけ、おおおおお!と思った食べ物があったのだ。それがラーメン(^-^)
 東京にずっとお住まいの方は気づかないと思うが、東京のラーメン文化は進化と発展性がものすごい!
 更に今、ラーメンは世界に進出している。クールジャパンの重要なアイテムになりつつあるのだ。そして遂にミシュラン店も登場して来ているのである(^o^)

 さて、2016年のミシュランガイドに掲載されているラーメン店は28店ある。このうち「星」があるのは1店のみ。残り27店はビブグルマンという「3,500円以下で料理が楽しめるおススメの店」という基準で選ばれている。

 この中から今回は銀座の「伊藤」さんにお伺いしてみた。
それではレポートスタート(^o^)/ 

 「伊藤」と言えば、東京のラーメンマニアで知らない人はいないと言うくらいの有名店だ。
 赤羽に店を構え徐々にファンを増やしていたが、その後東銀座にも展開し更に知名度を大きく上げた。元々の味は秋田にある店主の叔父の店のものらしい。
 今や東京を代表する煮干し系の雄である。

 晴天の木曜日。今日もめっちゃ暑い・・・💦
 並ぶのはイヤだなぁと思いつつ、平日だから大丈夫かもと、1115分くらいにお伺いしてみた。東銀座駅からはほんの3分ほど。こんな渋い看板が。

 階段をトントン降りてB1へ。
 先客は4人。狭い店なので休日は大変な行列であろう。
 券売機で肉そば中850円を発注。麺の量は小140g、中210g、大280gとのこと。
 この店の「中華そば」は具がねぎのみである( ゚Д゚)メンマものりもない。
 ラーメンは麺とスープだ!麺とスープが美味かったらそれで充分だろ!どうだ!文句あっか?!という強烈な自己主張である。
 なかなかそんな店は存在しない。すごい自信なのだ。
 肉そばは肉厚のチャーシューが4枚入っている。私は具がないと寂しい派なので迷わず肉そばを選択した(^^;

 5分ほどで着丼。

 おー、貫禄があるなぁ。黄金色のスープに盛り上がるような麺が神々しい(^-^)
 更に分厚いチャーシューが好きなタイプだ。

 スープを啜ると煮干しの旨みがガツンと来る。煮干し主張の非常に強いスープである。荒々しさと洗練のバランスを絶妙に取ったスープで、うむむむむと唸る。苦味やエグミは敢えてやや残し、しかもそれが旨みの中で昇華している。それが洗練の正体なのだ。ギリギリの魔法だ。

 麺を口に運ぶ。

 固ゆでの中細ストレート麺は、あまり経験したことのないパツパツ感がある。
 最近人気のラーメン店の麺は割とパツパツした食感が多いのだが、この店のはパツパツの極致だ。
   特製の超低加水自家製麺とのこと。
 なるほどと思ったのはスープとのバランスである。
 このスープにはやっぱこの麺はジャストフィットだな(^-^)

 更にチャーシュー。


 これは美味い!私は肉厚な豚バラチャーシュー的なのが好みだが、これは正にど真ん中!
 そして麺、スープにぴったり!いやはや参った。

 評判以上の店である。煮干し系を語るならここは絶対外せない。

 満足してそのブロックをぐるっと回ったら、何とここは銀座のラーメン黄金地帯( ゚Д゚)

 九代目けいすけ、九州じゃんがららあめん、東京油組総本店、そしてむぎとオリーブ。ひしめき合っているではないか。
 特にむぎとオリーブは伊藤と並ぶビブグルマン掲載店なのだ。

 何だかすごい場所が出来たんだなぁ。
 やっぱ東京のラーメン文化すげぇ!と感嘆しつつ帰路についたのであった(^o^)/



住所:中央区銀座6-12-2東京銀座ビルディングB1
経路:地下鉄東銀座駅徒歩3分
営業時間:11:00~23:00(月~金)、11:00~20:00(土日祝)
休日:無休
席数:13


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