「それにつけてもおやつはカール」の核心に迫る!カールがなくなるなんて!(その2)


~「それにつけてもおやつはカール、はどんな上の句にも合う下の句説」を提唱してみる!~


 カールは昭和43年の発売である。何ともう50年も販売しているのだ(◎_◎;)何と長い歳月を超えて来たのか。
 昭和43年と言えば私は13歳であった。中学生か・・・。
 当時カールは衝撃的だった( ゚Д゚)
 サクっとした食感で、それまでのお菓子のどれにも似ていなかったのだ。全く新しい味覚で、しかも誰もが美味い!と思える味だったのである。
 おー、新しい時代が来たぁ!と中学生の私が感激したのもご理解いただけると思う。
 つまり、カールは当時画期的な味だったのである(@_@)

 それに加え、その後ロングランとなったあのCMが本当にステキだった。
 口の周りが丸く髭で覆われた、人の好さそうなカールおじさんが、動物たちと一緒に遊んでいるようなアニメがほのぼのして好ましかった。
「いいもんだぁなぁ~ふるさとぉ~は」
 CMのこの辺りを見ていると、自然と望郷の想いに駆られるのである。
(あー、故郷に帰りたいなぁ)と、少しの切なさを帯びて心が温かくなるのだ。
 故郷に帰れば本当に動物たちと一緒にカールおじさんが出迎えてくれるような錯覚を覚えるほど、心に染み入るCM映像であった。
 あのCMを観て、矢も楯もたまらず汽車に飛び乗って田舎に帰ってしまった人が累計数百万人はいるはず(根拠はありません(^^;)なのである。

 そして「それにつけてもおやつはカール」という印象的な言葉がずっと頭に残るのであった・・・。

 しかし、「それにつけても」って何だ?!(◎_◎;)

 成人以上の人たちに「それにつけても」の後に続く言葉を訊けば、ほとんどの人は「おやつはカール」と答えるのではあるまいか。
 新橋の駅前で酔っ払いのオヤジに訊けば、99%の人は「わっはっは!おやつはカールに決まってるだろぉ!おー、もう一軒行くぞぉ!」などと喚くように言うに違いない。
 また、「あなたの人生で『それにつけても』という言葉を使ったことがありますか?」という問いに対しては、ほとんどの人が首を捻るのではあるまいか。
 謎である
「それにつけても」は一体どこから来てどこに行こうとしているのだろうか(◎_◎;)

「それにつけても」を調べてみると、「それにつけても金の欲しさよ」という句に行き当たる。
 これはかつて結構有名だった、「上の句が何だったとしても、ピタっと当てはまる下の句」というものであるらしい|д゚)!

 そもそもは、講談の「南部坂雪の別れ」(忠臣蔵)に出てくる「世の中はいつも月夜と米の飯 それにつけても金の欲しさよ」という句から派生しているようだ。
  私も子供の頃に何度も聞いた記憶がある。
 どうやらこのカールのCMの大元はここにあるようだな・・・。

 「それにつけても」自体は、話題を変える場合の接続詞として使い、「それにしても」「それはそうとして」というような意味であるらしい。だけど私はあんまり使ったことないなぁ・・・(-_-;)

 ならば、と私は思う。「上の句が何だったとしても、ピタっと当てはまる下の句」は、今後は「それにつけてもおやつはカール」で良いのではあるまいか。
 私はカールの東日本での販売再開を強く願っている。
 一旦止めると宣言してから復活する例など枚挙にいとまがないのだ。スポーツ選手や芸能人ではざらにある。
 大仁田厚なんざぁ、6回も引退してるんだかんね"(-""-)"


 だから是非何とか明治さんにも販売中止を考え直していただきたいのである。
 そのカール復活活動の一環として、私はここに、「それにつけてもおやつはカール」はどんな上の句にも合う下の句説を緊急提言したいのである。
 これが日本全土に広まることこそがカールの販売促進につながり、メーカーさんの再考の一助となるはずなのだ。

 よし!そーだそーだそれがいいそれがいい。
 では早速詠んでみるか。

 今は初夏だからなぁ。「初夏の風」っつうテーマで一句・・・。
「紺碧の空を彩る初夏の風 それにつけてもおやつはカール」

 おー、全然良いではないか。
 ではもう一発。

「紫陽花の雫を散らす初夏の風 それにつけてもおやつはカール」


 うーむ、悪くはないし、説は立証出来たような気もするが、何となくインパクトに欠けイマイチだな(-_-;)
 季語は止めてどーん!とグローバルに行くかな。

「混迷の世界平和に思い馳せ それにつけてもおやつはカール」

 よし!これだ!!出来ましたぁぁぁ<m(__)m>

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カールがなくなるなんてΣ(゚Д゚)!(その1)はこちら



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