エレベーターのビジネスマナー!お客様や上司との乗り降りの順番は?/サラリーマン4コマ漫画劇場㊽スペシャルセレクション⑫



エレベーターのビジネスマナーは結構めんどくさい(◎_◎;)?!これでまるっと分かります!



お客様や上司などとエレベーターに乗る時のビジネスマナーは結構めんどくさい。相手のあることだから状況によってはアドリブ的対応も求められるのだ。しかしキレイなビジネスマナーは自己の評価を高めるし、ダメなら一発で評価は急降下だ(エレベーターだけに💦)!その辺をまるっと解説!エレベーターマナーのすべてが分かります!





(^.^)本日の記事の見出し


👉エレベーターのマナーを軽んずるなかれ!


👉お客様や上司とエレベーターに乗る時の留意点は?!


👉降りる時のマナーは?


👉エレベーターの上座と下座って何?!


👉エレベーター前で上司を見かけた時、避けるのは命取り?!


👉忘れられない私のエレベーターのエピソード!


👉まとめ:迷ったら「先先方式」も可!







👉エレベーターのマナーを軽んずるなかれ!

 サラリーマンはだいたい毎日エレベーターに乗るものである。

 しかしエレベーターはただの昇降機ではない。

 サラリーマンが乗るエレベーターにはマナーも必要でありドラマもあるのだ。

 お客様や上司などとエレベーターに乗る場合に、キレイな所作をすることは結構重要なことだ。

(お~、マナーをわきまえたデキるヤツだな!)と好印象を持ってもらえるからである。

 逆に上司に(なんだコイツ?!何も知らないな。ダメなヤツだ)などと思われでもしたら、エレベーター一発で評価が急降下(エレベーターだけに💦)することだってあり得るのである。





👉お客様や上司とエレベーターに乗る時の留意点は?!


 基本は「自分が先」である。

「ご案内します」「お先に失礼します」などと一声かけ、先に乗り込み操作ボタン位置に素早く立ち、「開」ボタンを押しながらお客様や上司に続いてもらうのだ。

 しかし既にエレベーターに人が乗っている場合もある。

「ご案内します」と勇んで乗り込もうとしたら、結構人がたくさん乗っていて、操作ボタンポジションも占有されていたりする場合もある(◎_◎;)

 この場合は瞬間的な判断が必要だ。

 操作ボタンポジションが空いていたら、自分が先に乗り込むが、占有されるほど混んでいたら、エレベーター外の「開」ボタンを押しながら誘導し自分は最後に乗り込むのである。







👉降りる時のマナーは?


 降りる時は自分が「開」ボタンを押しながら「どうぞ」とお客様、上司を促し先に降りてもらう。

 自分が「開」ボタン位置にいない場合は、先に降り外からエレベーターの扉を押さえ誘導する。

 そして進行方向を「こちらでございます」と丁寧に手で示すのがキレイなマナーである。

 降りる時の問題点は「案内役の自分が後で降りる」という点である。

 後から降りるのに、相手を案内しなくてはならないので、途中で相手を抜かなくてはならない💦のである。

 大人しく待っていてくれればまだ良いが、歩き出してたりすると、小走りで追いかけなくてはならない局面💦💦もある。

 なかなか油断できないのだ・・・(-_-;)




👉エレベーターの上座と下座って何?!


 操作ボタン付近が最も下座である。

 一番下の人がエレベーターの操作をするのだから当然そうなる。

 対角線奥が最上座だ。

 しかし両側に操作ボタンのあるデカいエレベーターもある。
 この場合は入って奥から見て右手の操作ボタンが下座である。

 お客様や上司などが上座になるよう注意が必要だ。

 例えば自分が下から2番目の序列だったりした場合、自分より上の序列の人が手前にいたりすることもある。
 その場合は「どうぞ」と相手を奥へ促したりする。

 また、操作ボタン位置に自分より序列が上の人がいたら「代わります」と声をかけ交代する配慮も必要だ。





👉エレベーター前で上司を見かけた時、避けるのは命取り?!


 また、エレベーターと言えば「乗り合わせ」という問題がある。

 狭い箱に嫌いな人と二人だけで乗り合わせたりするのはイヤなものである。
 しかし、エレベーター前で上司を見かけた時などに、上司を避けるのだけは絶対に禁物である。

 誰しも難しい上司や偉い人とは顔を合わせたくない。
 エレベーターホールで見かけると、何としても避けたい!と思ってしまうものである。

 しかし、気付いていないだろうと柱の陰に隠れたりして1台見送ったりするのは命取りになる危険性がある。

 難しい性格の人ほど避けられることに敏感であり、根に持ったりするものなのだ💦

 まぁ、エレベーターに限らずであるが、こちらが見かけたらほぼ相手も気付いたと思うべきである。
 追いかけて乗り込むくらいの根性が求められる。

 どうせ数十秒のことである。
 そんなことでマイナスを食らうほどばかばかしいことはない。

 逆に追いかけてきて乗るようなヤツには、上司は強い親近感を覚えるものなのだ!







👉忘れられない私のエレベーターのエピソード!



忘れられないエレベーターに纏わるエピソードがある。

 20代の若い時分の話だ。

 重要得意先にお伺いし用件を済ませ1階でエレベーターを降りたらそこに先方の社長がいた。

地元の名士であり当時は雲の上の存在で、私ごときが口を利ける方ではなかったのでものすごく緊張した。

 慌てて「社長、お疲れ様です。〇〇(会社名)の福田でございます!」と元気良く挨拶した。

 社長は人格者で気さくな方だったので、「おー、福田さん、いつもありがとう」と微笑んでくださった。

  私は感激した💦
初めて名前を呼んでいただいたのである。

 とても嬉しくなりエレベーターに乗り込む社長を見送るべくエレベーターに近づき、「有難うございます!」と深々と頭を下げた。

 しかし残念なことにどうやら近づき過ぎてしまっていたようなのだ。 
私が頭を下げたところに、両側からガゴン!と凄い衝撃が走った。

一瞬何が起きたのかわからなかった(;゚Д゚)

 私が緊張と感激と感謝の余り精一杯歩を進め頭を下げたところ、頭がエレベーターの中に入ってしまい両側から閉じるエレベーターに頭が挟まったのだ。

 思わず、イテテテテテ!と声が出てしまった。

 その余りにもばかばかしい私の姿に人格者の社長も、わっはっはっは、と大笑いされた。

 エレベーターのドアが閉まり、上階へと上がって行く。

社長のわっはっはっは・・・という笑い声が徐々にフェードアウトして行った・・・。

 今でもその時のフェードアウトするわっはっはっはが、切ない思い出として鮮明に耳に残っている(-_-)





👉まとめ:迷ったら「先先方式」も可!

エレベーターのマナーは覚えてしまえば簡単だが、相手のあることなのでアドリブでの対応も求められるし結構めんどくさいのである。

 上に書いた「基本」からは少しハズレるが、最も覚えやすいのは「一声かけて先先方式」である。

「ご案内します」と声をかけ先に乗りボタン位置へ移動し、「ご案内します」と声をかけ先に降りて外から扉を押さえ誘導し、すぐさま相手を抜き先導するのだ。

 これはビジネスマナー的にもセーフである。

 いずれにしても落ち着いた美しい所作はビジネスの華である。

 基本を知っていても、焦って「開」ボタンと「閉」ボタンを間違え、お客様を扉に挟んでしまったりしたら地獄である。
(何度か目撃しましたぁ💦)