医者選びは安易にしてはいけません!死にかけた経験を語る!/サラリーマン4コマ漫画劇場66

<作画:みやかな にわとり>



医者選びは絶対安易にしてはいけません!
危うく死にかけた経験を語る!


急に足が痺れて歩けなくなった私は、ネットでテキトーに調べた病院で静脈瘤の手術をすることにした。ついでに首の脂肪の塊の除去も依頼し手術当日となった。ところが手術が始まるや医者が錯乱状態になる予想外の事態が(;゚Д゚)!どうなるキャプテン福田💦恐怖の体験を語ります!


(^.^)本日の記事の見出し


👉急に歩けなくなったのだ!


👉静脈瘤の手術をすることにしたのだ! 


👉手術当日です!


👉何と医者が錯乱状態に(;゚Д゚)!


👉手術したのに全然治らなかったのだ!


👉まとめ:医者選びはネットでテキトーにやってはいけません!







👉急に歩けなくなったのだ!


 50歳を過ぎた頃に、右のふくらはぎに違和感を覚えた。
 何だかとても張るのである💦
 常にだるい感じもするし痺れもある。

 どうしたんだろうと思っているうちに、歩行に支障が出て来た(/ω\)

 何百メートルかを歩くと右のふくらはぎがパンパンに張って歩けなくなるのだ。

 しばらく座って休むとまた歩けるようになる。

 仕事でゴルフの機会なども多かったので足を引き摺りながら必死にプレーしていたが、これはもう限界だと思い病院を探した。

 右足には結構な大きさの静脈瘤(血管の瘤)があり、前から気になっていた。

 だるいなどの症状は静脈瘤の症状に当てはまるように思い、そうだ、きっとこれが原因に違いないと思いインターネットでテキトーに見つけた専門医に行ってみたのである。





👉静脈瘤の手術をすることにしたのだ! 

 院長という人が診察してくれたのだが、この人は結構なおじいちゃんであった。

 70代半ばくらいだと思う。

 設備のしっかりしたまぁまぁの規模の病院だったので、まさかこのじいちゃん先生が手術するのではないだろうな💦と思いながら診察を受けた。

 次回受診したら40代くらいのしっかりしてそうな先生が出て来て丁寧に説明してくれたのでちょっと安心した。

 一泊入院の手術で右足の静脈を一本抜く手術をすることになった。

 足の付け根のあたりを切開し静脈を抜き取るというちょっと大変そうな手術であったが、このまま歩けないと仕事にも支障が出るので致し方ないと思い切った。




 その頃左の首の付け根に脂肪の塊が出来ていた。

 直径2cmほどとかなり大きくなって来ていたので、そのじいちゃん先生に相談したら、「あー、そんなのはお安い御用」みたいな感じだったので、手術の時に一緒に除去してもらうことにした。

 以前に皮膚科でわき腹の脂肪の塊を除去した経験があり、その時に外科的には最も簡単な手術の一つと言われたので、どうせ外科的手術をするのだからと軽いノリでお願いしたのだ。

 それがまさか地獄につながっているなんて全く想像もしなかったのである(-_-;)





👉手術当日です!


 
 手術の日に一泊入院の準備をして病院に行き、手術着に着替えてベッドに仰向けに寝かせられた。

 脂肪の塊はともかく、足の静脈瘤は結構緊張する手術である。

 何せ血管を抜くというのだからただ事ではないのだ(◎_◎;)

 不安を抱えたまま寝ていたら、じいちゃん先生と若い先生の二人が登場した。

 そして何とメスを構えて近づいて来たのはじいちゃん先生であった(/ω\)

 うへ!と思った。
 何だよ!若い先生じゃないのかよ!

 しかしじいちゃん先生はやる気満々で、もう代わってくれなどと言える雰囲気ではない。

 脂肪の塊を除去するから椅子に座れと言う。
 言われるがままに坐り直すと手術が始まった。

 ところがである。

 予想もしなかった大変なことが起きたのだ( ゚Д゚)





👉何と医者が錯乱状態に(;゚Д゚)!



 局部麻酔をして切除し始めたじいちゃん先生が、何だか知らないが急にうーうーと唸り始めるのである。

 更に、うーうー、切れねぇ、切れねぇ・・・とぶつぶつ言い始めた。
 何だ、何で切れなねぇんだ・・・うーうー・・・。

 な、何だこのじじい(◎_◎;)
  冷や汗がどっと出る。

 すると、じじい(怒りで"(-""-)"じいちゃん先生から名称変更)が突然叫んだ。
 
 切れねぇ!ダメだ!メス持って来いぃぃぃ!


 ええええええ?!勘弁してよ!
 何だこの状況は💦(/ω\)

 私は恐怖で固まって動くことも出来ず、祈るような気持ちでただただ耐えるのみであった。

 その間じじいは唸り続け、メスを持って来~い!と咆え続け、メスを7,8回交換したのである。

 外科医で手術に使うメスが切れないはずはない。
 しかも研修医がやるような初歩的な処置なのだ。

 よっぽど下手くそなのに違いないのだ💦

 私は恐怖と疲労でへとへとになっていた。
 じじいの手が滑れば血管が切れ、私は死ぬかも知れないのだった。

 20分ほど必死に耐え、じじいが休憩に出て行った隙に、私は急いで若い先生を呼んで必死の形相でこう言った。

「静脈瘤の手術は絶対にあなたがやってください。あの人にやらせたら訴えますからね!」

 若い先生は私の目をじっと見て悲しそうな表情のまま頷くと、じじいを追いかけるように手術室を出て行った。

 二人の間でどんな話し合いがあったのかは知らないが、静脈瘤の手術は若い先生が執刀し無事に成功した。

 地獄のような経験であったが、一方で死地を潜り抜けたようなニヒルな満足感も感じていた。







👉手術したのに全然治らなかったのだ!


 ところがである。
 しばらく経っても足の張りは全く治まらなかったのだ。

 おかしいと思い、その後いくつかの病院で原因を調べてみた。

 MRIを撮ったら、何と原因は静脈瘤ではなく腰部のヘルニアだったことが判明した(-_-;)

 腰に全く痛みがないのでてっきり足の病気と思い込んでしまっていたが、腰部の軟骨がはみ出して足の神経に触っていたのが原因だったのである。



 その後神経根ブロック注射などの複合的な治療とリハビリを繰り返し1年がかりで何とか治癒したのだが、素人の思い込みの恐さと病院選びの難しさを痛感したのだった(/ω\)




👉まとめ:医者選びはネットでテキトーにやってはいけません!



 最近なんだか、じいちゃん先生が切った左の首の横がちょっと痺れるのである(-_-;)

 あの人何かやっぱり失敗したのだろうか。
 あんなにうーうー唸って、切れねぇ、切れねぇって言ってたもんなぁ。


 しかしあれからもう10年。
 今更言ってもダメだろうなぁ。
 く、くそう・・・・・・(-_-;)

 みなさ~ん!医者選びはネットでテキトーにやってはいけませんよ~!

 信頼できる人の紹介や、口コミを徹底的に調べるとか、くれぐれも慎重にお願いしますね💦